ブラスのメモ

日常をなんとなく書き残します

母のこと

思い出したので書いておきます。

2016年7月末に母が亡くなりました。

まだ65歳でした。
父もその数年前に旅立ちました。

 

胆嚢がんが発見され、5年生存がほぼ絶望的な中、約5年戦い続けました。

こちらが胆嚢がんの生存率

発見された時点でステージⅣと先生から言われました。

もうリンパ節に転移していて、いつ他の部位にがんが転移するか時間の問題でした。

 

セカンドオピニオンで、胆嚢がん研究で実績のある新潟の病院や、国立がん研究センターにもお話を伺いました。

ただもう病院側では手を施せる状態ではなくて、他の部位に発症しないよう抗がん剤治療をしながら様子を見るしかありませんでした。

 

悪いこともしたことがないのになんであたしが……って苦しい治療の中で、今まで泣き顔を見せたこともない母が静かに泣いていました。

「もうお母さん頑張りすぎてこれ以上頑張れないよ」って、辛さが本当に分かってあげられない自分はただ母を抱きしめて一緒に泣くくらいしかできなかった。

生きてて欲しかった、でも辛そうな母を見ていると頑張れなんて言えなかった。

 

あー胆嚢がんのこれ以上の対応策はないとはっきり言われてしまった。
もう緩和ケア中心か…。悔しいなあ(T ^ T)
よくここまでコントロール出来ていますね!と先生にビックリされた。

— 時間足りないブラス・*・:≡( ε:) (@del_brass) 2014年11月10日

 

胆嚢がんの名医にかかったって、リンパに転移しちゃってる母の状態だと「ストレスを溜めずに明るく過ごす」しか言われんからね・・・・。とりあえず抗がん剤を使って広がらない様にするか、使わないで本人の治癒能力を信じるか。保険の利かない免疫療法やビタミンC点滴を受けるか。漢方にすがるか。

— 時間足りないブラス・*・:≡( ε:) (@del_brass) 2015年7月13日

 

今朝からまた母の病状が悪化したみたい
脳に転移したかもって。・゜・(ノД`)・゜・。
喋れない、手の震えが止まらない、目がよく見えないって新たに症状が追加。
しごおわして向かう(つД`)ノ

— 時間足りないブラス・*・:≡( ε:) (@del_brass) 2016年7月24日

 

弟と交代。
今日は泊まります。
2時間で精神的に家族が病むねこれは…
意識が朦朧としていても、時々ハッと現実に戻ってくる母の目を見るのが辛い。

— 時間足りないブラス・*・:≡( ε:) (@del_brass) 2016年7月24日

 

偶然同じ時期に入院していた、母の友人の旦那さんが今朝亡くなりました。
偶然病室も隣。
よく励ましあってた。
母も隣のおじさんも同じ時期に容体が悪化したから辛いな。
丁度病室から出てくる所を居合わせて、思わず抱き合って泣いてしまった。

— 時間足りないブラス・*・:≡( ε:) (@del_brass) 2016年7月24日

 

こんばんは。
母が吐血して、状態が悪化しました。
今は落ち着いたのでメモ代わりに。
腸の癒着していた部分が切れて出血したものが胃に溜まっていたのではないかとのこと。もの凄い量の真っ黒い血でした…

— 時間足りないブラス・*・:≡( ε:) (@del_brass) 2016年7月25日

 

意識失う夜に、「もう帰っちゃうの?」って寂しそうにしてたお母さんに「また明日も来るから…」って言って帰っちゃったのが1番の心残りです。

ずっと話してればよかった。

 

昨夕からずっと意思疎通が出来ない状態が続いていますが、目はずっと開いていて、5分置きくらいにやってくる手と顔の痙攣が辛そうです。
皆から慕われて、明るくて元気なお母さんがここまで苦しまなきゃならないのはなんでだろうとずっと思考がグルグルしてる。

— 時間足りないブラス・*・:≡( ε:) (@del_brass) 2016年7月25日

 

生きてて欲しい気持ちと、もうここまで頑張らなくて良いんだよって気持ちがどっちもあって
— 時間足りないブラス・*・:≡( ε:) (@del_brass) 2016年7月26日

 

朦朧としながらもお母さんと最後に喋った姉が、「ありがとうって言ってた。こっちがありがとうだよね」って。
泣くわ\(^o^)/

祖父の時も「ありがとう。ありがとうな」ってずっと言ってて、それも思い出した。

— 時間足りないブラス・*・:≡( ε:) (@del_brass) 2016年7月25日

 

とりあえず現状。
痙攣が腕顔足
高熱
鼻から胃に管を通し、そこから溜まっている血を排出
モルヒネと痙攣止めと解熱剤を様子を見ながら投与
酸素マスク装着
血圧と酸素レベル低下
意識はないと思いたい、けど、強い痙攣が起こると苦しそうに目を開くのが本当につらい。

— 時間足りないブラス・*・:≡( ε:) (@del_brass) 2016年7月27日

 

あの時ああすれば良かったとか、こうすれば良かったとか色々思うけど過去には戻れないので、「今をどうするか」「どう過ごすか」を考えていきたいと思ってる。
お母さん大好き。
貴女の娘で私は幸せです。

— 時間足りないブラス・*・:≡( ε:) (@del_brass) 2016年7月27日

 

どこで区切りをつけるのか、家族内で話し合っていても、おじさんみたいな気持ちになるのも分かるんだよね。
本人の意思が1番だけれども。

本人が意識がなくなった時にどうするのか、私は意識がなくてもゼイゼイと苦しんでいる母をずっと見ていて、モルヒネ追加をお願いした。楽にしてやって下さいって

— 時間足りないブラス・*・:≡( ε:) (@del_brass) 2019年6月15日

 

病は当人にも家族にも深い傷を負わせます。

楽しかった記憶よりも、弱ってしまった母の顔がまず浮かんでくるのがすごく悔しい。

 

 

元気なうちに、家族とは色々思い出を作ってね。